チェロ用のピックアップマイクを試してみた – デモ音源アリ –

先日、台風の時にヴァイオリニスト(主婦)のウサコさんと買いに行ったチェロ用のピックアップマイクを試してみました。

「David Gage The Realist」の「Sound Clip」というピックアップマイクで、駒の下に敷くタイプの物が進化して駒に挟むタイプになったものです。駒に敷くタイプだと、弦を緩めて駒の下に敷かないとならないので、面倒+調整が狂いそうですが、駒に挟むタイプだと取り外しも楽なので楽器にも自分にも優しいです。

・ピックアップマイク:David Gage The Realist <Sound Clip> チェロ用

ライブなどでは、ピックアップマイクの後にもいろいろと機材を接続します。私の場合は以下のようになっています。

左から、ボリュームペダル、プリアンプ(ブレンダー)、DI(ダイレクトボックス)となっており、上の赤いのはリバーブ系エフェクターをプリアンプにセンド・リターンでつないでいます。また、バンドの中でチェロを弾くと返しモニターから自分の音が聴こえにくいので、直接イヤモニで確認できるようにこの中で音を返しています(結構これ大事です)。

・ボリュームペダル:SHIN’S MUSIC ( シンズミュージック ) >Baby Perfect Volume Hybrid
・プリアンプ:Schertler Yellow Blender
・DI:ART ( エーアールティー ) >TUBE MP STUDIO V3
・エフェクター:TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) >Hall of Fame Reverb

※DIとは:DI(ダイレクトボックス)について

接続としては、ピックアップマイク→プリアンプ→ボリュームペダル→DIとつないでいます。「Yellow Blender」もDIとして使えるのですが、その後ろにボリュームペダルをつないでいる為、「TUBE MP STUDIO V3」をDIとして接続しています。

「Yellow Blender」の入力はXLR(ファンタム電源付き)とライン(10V電源付き)の2系統あって、それぞれにEQ(イコライザー)がついてブレンドできるようになっていてめっちゃ便利なのですが、今回はライン入力しか使っていません。以前に「Schertler STAT-C」と「Schertler DYN-C」をブレンドして使っていたのですが、これらのピックアップマイクは加工やチェロ本体に貼り付けたりしないとならず、新しいチェロを傷つけたくなかったので使用を断念しました(前のチェロに付いたまま)。更に出力もDIアウトとXLR、ラインのマスターアウトもあってとってもスグレモノなのですが、今回はボリュームペダルにつなぐ為にラインアウトしか使っていません。

「Baby Perfect Volume Hybrid」はコンパクトタイプのボリュームペダルですが、ウサコさんに教えてもらったものを使っています。今までは、ミュートの際に機材のアウトのツマミを手で絞ってたりしていた為、非常にかっこ悪い+効率が悪いのでボリュームペダルを導入しました(ライブではまだ未使用)。

「TUBE MP STUDIO V3」はボリュームペダル後のDIとして導入したのですが、レビューによるとノイズが乗るらしく、真空管を交換した方が良いようです。念の為、真空管も買っておきましたが、なかなか交換する暇がなく、なんとかライブ前に交換したいなあと思ってます(こちらもライブでは未使用)。

・真空管:ELECTRO-HARMONIX ( エレクトロハーモニックス ) >12AX7EH

さて、長々と機材解説をしましたが、実際の音はどうなのか?そのままの音だとさすがに聴きづらいので、レコーディング後にコンプとリバーブだけかけた音源が以下になります(「Hall of Fame Reverb」はオフ)。

「Serena Ira」 作曲:梶浦由記
「魔法少女まどか☆マギカ」のさやかちゃんのお葬式のテーマですね。切ない感じがでるように高い弦(A線)は使用せず、低い弦(D線以下)で高ポジションを弾いています。いつかフルバージョンを弾いてみたいですね。

この音源について、EQなどの調整をあえて行っていませんが、ちょっと音がこもった印象ですね。。。
ピエゾ系のマイクでは仕方がないことだと思いますが、このままでは使えないのでライブでは「Yellow Blender」のEQで調整してみようと思います。
(無理だったらライブ会場のPAさんに魔法をかけてもらいましょうw)

あと、ノイズがひどいですね。。。
高域のキーンというノイズは恐らく「The Realist Sound Clip」ではないかと思いますが(音に反応しているようなので)、サーッというノイズは「TUBE MP STUDIO V3」が怪しいですね。。。今度、真空管を交換して再度試してみようと思います。
(こちらも無理だったらPAさんの魔法で(ry…)

以上、新しいピックアップマイクを試してみたら、ちょっと音がこもった感じはあるが、ピエゾ系の割には意外とチェロ感は残っている印象だったというお話でした。まだまだ調整が必要そうだ~

そして、大事なことなので再度ライブの宣伝になりますが、

\9/22・9/23の「ゆかりあかりフェス!奏2018」の1日目、9/22の「紲星あかりバンド」にチェロで出演します!/

いろいろと機材を調整した結果、果たしてライブではどのような音が出るのか!?(PAさんの魔法も含むw)ライブ会場へ確かめに来てください!!

ライブについて、
・詳細内容:『ゆかりあかりフェス!奏 2018 』追加情報 | VOCALOMAKETS blog
・チケット:イープラス販売サイト

全力でがんばりますので、何卒よろしくお願い致します!!
(さやかちゃんのお葬式のテーマは弾きませんw)

人生初のチェロの購入 -楽器によって何が違うのか-

悩みに悩んだ末、本日チェロを購入しました!

今まで使用していたチェロも悪いものではなく、1800年代(作者不明)で音に深みがあり、とても気に入っていました。しかしながら、200年もの間にあちらこちら(私も含む)修復されており、裏面にはたくさんの当て木がされていました(修復の際に工房で見せてもらった)。そのせいかわかりませんが、低域にノイズが乗る+バランスが悪いなあと前々から感じており、当初は大して上手でもない私の責任だと感じていました。

話は変わって、私は5歳から鈴木メソードでチェロを習い、全課程を卒業後、その時の先生の個人レッスンを受けていましたが、音大には進まず医療の道へ進みました(現在は診療放射線技師)。その間は学業や居住環境の問題もあって、チェロは全く弾いておらず、ブランクはありますが、「歴」だけで言うと40年以上になります(ブランク10年くらい)。

その中で、特に自分でも上手に弾けていたなあと思った時期が高校生の時で、師匠からも音大を勧められましたが、その時にチェロを弾くことが大好きだった私は、逆に強制的・競争的にチェロを弾くことになって嫌いになったら嫌だなと考え(食べて行ける自信もなかったし)、別の道に進むことにしました。

そのおかげで、未だにチェロを弾くことは大好きですし(練習をガッツリやるわけではないが)、そこそこ弾けるくらいまで復活してきました(しかし10年のブランクは大きい)。音大に行っていたらもっと上手に弾けるようになっていたかもしれませんが、もしかしたら大きな悩みや挫折などの壁にぶつかって弾くことが嫌いになっていたかもしれません。

話を戻しますと、特に上手に弾けていた高校生の頃を思い返してみたところ、今と異なる部分で毎日ちゃんと練習していたことと、もう1点異なることがあることに気づきました。その時期に、同じく趣味でチェロを弾いていた叔父(お医者なのでお金持ち)に高級なチェロ(詳細はわかりません)を借りることができたのでした。

正直、自分でチェロを買ったことが無かった私は、楽器はどれも大して変わらないだろうと、お高い楽器も音色が良いくらいでコレクションみたいなものだろうと(名器持ってるぜ的な)、つい先日までけしからん思想を持っていました(スポーツカーに乗る必要はなくファミリーカーで十分だろうみたいな思想?)。しかし、高校生の時に上手に弾けていたのは腕が良いからではなく(多少はあると信じたい)、楽器が良かったからなのではないかと気づいたのでした。

ということで、人生で初となるチェロの購入(今までは人様の力を借りまくっていた)を考えるようになったのです。

結果的に本日購入してしまったわけですが、試奏してみて大したことなかったら、やはり自分の偏った思想が正しかったと買わずに帰るつもりでした。

結論になります。

\試奏した結果、作者によって全く音色が異なるどころか、弾き心地も全く異なりました!/

これは正直驚きました。こんなにも違うものかと。。。そして、楽器の素人ながらにそれは金額にちゃんと反映されている(もしくは釣り合っている)と実感できました。

ストラディバリさんの楽器とか、きっとめっちゃ音色がよく、弾き心地もめっちゃ滑らかなんだろうなあと、全く知識も無いのにヨダレが出てきました。。。
(全然関係ないですが、「ストラディバリさん」と「美空ひばりさん」って発音が似てるなあと昔から思ってたのですが、そう思いません?)

人生初のチェロの購入ですが(この年まで自分で買ったことがないというのも問題)、良い楽器と出会えて本当に良かったなと、そして残りの人生を共に過ごす良い相棒ができて本当に良かったなと思います。

宣伝するわけではないですが、御茶ノ水のクロサワバイオリンには楽器にめっちゃ詳しい外人の店員さんがいらっしゃり、いろんな楽器を試奏しつつ知識も得られてとても充実した時間が過ごせ、また大事な決断(買うのか買わないのか、買うならどの楽器にするのか)をすることができました。是非また遊びに行きたいと思います。

ということで、こちらは宣伝になりますが、

\9/22・9/23の「ゆかりあかりフェス!奏2018」の1日目、9/22の「紲星あかりバンド」にチェロで出演します!/

もちろん、新しいチェロで演奏するのですが、クラシック的な印象のチェロ奏法だけではなく「え!?こんな弾き方もあるの!?」と思っていただけるようなチェロアレンジもできたのではないかと思います。
(今回のチェロの購入は、このアレンジに結構無茶があって、より弾きやすい楽器を求めたというのもあります)

ライブについて、
・詳細内容:『ゆかりあかりフェス!奏 2018 』追加情報 | VOCALOMAKETS blog
・チケット:イープラス販売サイト

ということで、楽器なんてどれも大して変わらんだろうと思っていた私が、試奏にて楽器によってこんなにも違うのかと驚いて、人生で初めてチェロを購入したというお話でした。練習が楽しい~♪